人生で1番の苦痛はすでに経験している
不安なことありますよね。
うまくいくかな?
この病気治るのかな?
もしかしてガン?
これらは全て不安です。
今日はその不安をすっと軽くする方法。
まずはその不安10点満点中何点?と数値化する。
うーん、9点。てことは余裕じゃん。
うーん、7点。余裕じゃん。
てな具合に、数値化するとすっと軽くなる。
そして同時に、10点を超える不安はない。その理由はもう多くの人が体験しているから。
その経験とは…?
誕生の瞬間です。 せまい産道を通って生まれてくる。このとき、約1・5トンもの圧力が体にかかるといわれ、これを「バーストラウマ」と呼ばれています。 スペインの闘牛が約1トンですから、約1・5トンの圧力というのがいかにすさまじいかがわかります。なんせ、頭蓋骨がゆがむほどの苦痛を乗り越えて産道を通り抜け生まれてくるのです。
こういうことです。産まれてくるときにすでに経験している。壮絶な経験を。
これ以上はない。
自然分娩で産まれてきた人はそういうこと。
今感じてる不安は10点以下なんです。
そう考えると、ちょっと楽になりません?
これこそが民主主義なんだよ
修学旅行の班決めをした。
これは子どもにとっては一大事だと経験から分かる。
みんな不安だから、我が出る。特に女子はその傾向が強い。この班決めを通して、今の人間関係が分かる。
さぁ、女子はどうなる?と思っていたら、案外あっさり決まる。人数比が、今の女子グループにあっていたのだろう。
逆に時間がかかったのが男子。
これは意外。
そんな中泣き出す男子1名。あれま。男子ですか。これまでは女子でそう言うことはたくさんあったけど。初です。
とりあえず、見守る。10分時間を与え、20分経つがまだ言い合いをしている。覚悟を決めて最後まで見守る。結果、35分後全員決定して、着席。
ここで、こんな話をした。
これこぞが民主主義。くじとか、もうめんどくさいからいいやと言って、とりあえず自分が犠牲になるのは良くないよ。
確かに早いかもしれないけど、そこに多くの人の合意はないはず。
意見を言った人?
どうでもいいと言う人で、話を聞いていた人?
実はこう言う人がとっても大事で、ここから新たな考えが生まれることがあるんだよ。
ただ、いつまでも話し合えるといいんだけど、実際にはそれは難しい。
だから多数決とか、くじとかは使うことにはなるかもしれない。けど、これはあくまでも最終手段。
まずは互いの考えを聴こうよ。
こういうところがみんなが住んでいる日本という国の目指すところなんだよ。
と小六の子に説明。実際どれくらい分かったのか分かんないけど、これこそが体験の振り返りである。
もうめんどくさいから早く決めよーぜって子が何と多いことか。
こういうのが大事なんだと伝え続けていかねばならない。そんな気づきもある時間だった。
そのために、授業よりもこういう話し合う時間をたくさんとろうと覚悟したときでもあった。
うん、自分の中では絶対必要だ。譲らない部分。
子どもとの関係、大切にしませんか?
うちなんて寝っ転がってるだけでお腹蹴られるよ!
あっあと、言い返すと殴られて、逆にすぐ答えられないと、なんで黙ってんのって殴られるよ!
うちも!
この会話で共感する子がいることが不思議でならないと同時に、危機感を覚える。
大人の都合で子どもな暴力をふり、子どもたちから大人のイメージを作り上げられている。
これは危機。本当に危機。真実を打ち明けられないのも無理はない。
こんな大人が増えれば、時代は繰り返すという言葉通り、親からの虐待はなくならない。
親の気持ちを考えると、思春期の子どもに何か言い返されると腹立つのもわかる。思い通りに子どもが動かないから腹立つのもわかる。
ただ、
ただ、
思い通りにコントロールしようとしてるのが残念すぎる。本当なら、
言い返せるようになるほど成長したのか!
自分の考えを主張できるようになったのか!
と喜んで欲しい。つまり成長を感じて欲しい。
いつまでも自分の言うことを聞くと思っていたら大間違い。
本当に大間違い。
近い将来、年金なくなることを心配するくらいなら
将来日本を背負って立つ子どもたちを大切にしませんか?
子どもは、純粋で素直なんです。だけど、たった数年生きただけで、傷つきまくってるんです。
それダメ!
こんなことしたら危ないよ!
本当に言うこと聞かないね!
約束したのに、すぐ嘘つく!
こうなるには親の関わりが問題ある例。
子どもとの関係、大切にしませんか?
「この年」の「ぼく」だからうまくいっている要素
最近、めっきり授業準備ができていない。
理由は簡単。文書決済や校内修理案件などの事務作業に時間を奪われているから。
でも、クラスにいると楽しい。
6年生でも子どもって可愛いなって思えるし、くだらないジョークでも簡単に笑ってくれる。
ぼくにとっては最高の時間。
学級経営で大事なものって何だろうってふと考える。
教員だから授業が1番大事って言われるけど、そうじゃない気がする。
子どもとどう関係をつくっていくか、これが今は1番大事だと感じ始めている。
気になるあの子との関係、気にならない目立たない子との関係。
もっと言えば、気になるあの子と気になるあの子の関係、つまり子ども同士の関係。
じゃあどうやってその関係を築いていくの?ってなりますよね。
そういうのを言語化するってとっても難しい。だって、
よく、こんな活動するとクラスがまとまるとか、クラスが落ち着くとかって言うけど、ぼくはそういう活動はほとんどしない。
でも意識して大切にしていることはある。
それは、否定しないこと、面白いこということ、多くの子に声をかけ、目配せすること。
柔らかい空気をつくろうと意識すること。
子どもの意識に近いことを発言すること(子どもも納得できること)
これだけな気がする。
人は見た目から無意識に感じ取る感覚もあるから、これを初任の女の子が意識してもきっとうまくはいかない。定年間近の方が意識してもうまくいかないかもしれない。
今のこの年齢の、この風貌の、この声質の、この上背の、この姿勢のぼくだからそうなっているかもしれない。
つまり、
今の、「この年」の「ぼく」だからうまくいっている要素かもしれない。
でも、人間関係を築くために本質は外していないと思う。
相手が100%悪い時でも、相手に共感する
僕が勘違いして、相手を責め、すると相手からの反発を買い、僕は怒れてきて殴っちやった。
という事件が起こりました。
うーん、分かりづらいですね。すみません。
この主人公の僕を、指導しました。
なんせ相手の子は痛がっていましたから。
ただ主人公の僕は勘違いしていることに気づくのはもっと後です。
両者を交えて話をして、勘違いだったことに気付く。でも、勘違いで殴っちゃった反面、引くに引けず、謝ることができない。だから自分の非は認めない。そんな状況です。
ありますよね、こんな状況。
先走った感情で相手を問い詰めると事実は違っていたこと。
私はその時、完全に上から叱ります。
相手の子を守るためにも。
でもでも、当の本人の僕は受け入れられない。
そこで、完全に上から叱るモードから、共感モードに変更しました。
具体的には、「勘違いしてたからなかなか謝りにくいよね?分かるよ。先生もよくあるもん。事実はそうだったみたい。何にもしてないのに、殴られたら腹立つよね?そんな気分みたいだよ。」って共感しながら事実を伝えると、主人公の僕はすんなり謝った。
こんなことがありました。
つまり、相手が100%悪い時でも、相手に共感して、少し安心させてあげると、相手に言葉が届きやすいってことです。
やっぱり人間みんな人に理解してもらいたいんですよね。
保護者との関係の築き方
保護者と話す時、なんか構えちゃいませんか?
文句言われるんじゃないかな?
これって、すごいわかります。
逆に、気の合う保護者いませんか?
この人、ノリが合う!
この人、なんかわかってくれる!
この違いはなんでしょう?
ズバリ、信頼関係です。
二回担任もった子の親なんて、なんとなく信頼関係できてるって勝手に思っちゃいます。
それって、こっちのこと分かってくれてるって安心感なんですよね。
つまり、信頼関係が築けると安心感がうまれる。
こんな関係が、様々な人と築けたら良いですよね。
心理学でも言われることですが、人は会ったり、見たりする回数が多いほど親近感をもちます。
授業参観や、懇談会なんてそのチャンスなんですよね。
それ以外に会う回数増やすと自然とあなたへのイメージがプラスに働くんです。
信頼関係を築いて安心感をもつためには、保護者とたくさん会わないといけません。
構えてる場合じゃありません。
どんどんこちらからアプローチしていくと、ネガティブな感情より、ポジティブな感情になります。
なんか文句言われるかもって言う恐怖により、回数を減らすより、単純に会う回数増やすと良い関係築けます。
クラスの子たちともそうなんです。1学期より、3学期の方が、なんだか良い関係築いてると思いませんか?
それはつまり、単純に会う回数が積み重なったということも要因の一つなんです。