「この年」の「ぼく」だからうまくいっている要素
最近、めっきり授業準備ができていない。
理由は簡単。文書決済や校内修理案件などの事務作業に時間を奪われているから。
でも、クラスにいると楽しい。
6年生でも子どもって可愛いなって思えるし、くだらないジョークでも簡単に笑ってくれる。
ぼくにとっては最高の時間。
学級経営で大事なものって何だろうってふと考える。
教員だから授業が1番大事って言われるけど、そうじゃない気がする。
子どもとどう関係をつくっていくか、これが今は1番大事だと感じ始めている。
気になるあの子との関係、気にならない目立たない子との関係。
もっと言えば、気になるあの子と気になるあの子の関係、つまり子ども同士の関係。
じゃあどうやってその関係を築いていくの?ってなりますよね。
そういうのを言語化するってとっても難しい。だって、
よく、こんな活動するとクラスがまとまるとか、クラスが落ち着くとかって言うけど、ぼくはそういう活動はほとんどしない。
でも意識して大切にしていることはある。
それは、否定しないこと、面白いこということ、多くの子に声をかけ、目配せすること。
柔らかい空気をつくろうと意識すること。
子どもの意識に近いことを発言すること(子どもも納得できること)
これだけな気がする。
人は見た目から無意識に感じ取る感覚もあるから、これを初任の女の子が意識してもきっとうまくはいかない。定年間近の方が意識してもうまくいかないかもしれない。
今のこの年齢の、この風貌の、この声質の、この上背の、この姿勢のぼくだからそうなっているかもしれない。
つまり、
今の、「この年」の「ぼく」だからうまくいっている要素かもしれない。
でも、人間関係を築くために本質は外していないと思う。