生きた学び
デンマークにはフォルケホイスコーレと呼ばれる民衆の大学がある。
以下、教育新聞2020年9月21日号
世界の学校、世界の潮流 武田緑氏の記事を引用
18歳以上であれば誰もが入学することができる。寄宿舎制で、いつでも誰でも入学可能。たまに歌を歌い、、食事をし語り合ったり体験したりすることが大切にされている。
学生たちは、本の中の文字ではなく、互いに生きた言葉で対することを通して学び合い他者と共生しながら自分らしく生きる道を見つけていく。
ここを卒業したからと言って何か資格が付与されるわけではない。つまり就職に有利でもなく、キャリアアップにもつながらない。日本の感覚で言えば、
なぜそこに学びにいくの?
と思ってしまう場所である。にもかかわらず、フォルケという学びの場が存在する。
引用終わり
社会からは特段評価されない大学で、何を学び、自分の人生に繋げていくか。
これが、ここに通う目的であると思う。
まさに、人生そのものである。
今の日本はそれを見失っている。
いい高校に入るために、いい大学に入るために学習する。
フォルケはそうではない。
自分がどう成長していくかに焦点が当たっている。
こんな人生は本当に素晴らしい。
楽しい。価値がある。
こんな社会に日本やなってほしい。
さて、ぼくは何ができるか?
そんなデンマークのような社会が存在することを日本社会に周知してもらうことも一手であると確信した。