いつも静かに聞かないといけないことは花丸ではない
授業中子どもを指名したとき、周囲がなんだかうるさかったり、聞いてない雰囲気だったりしたとき、なんで声かけますか?
私は、
〇〇さんが発表してるんだけど、なんて言ってるか聞こえない。みんなは聞こえる?
ってパターンが多い。
すると、静かになり、その子に注目が集まります。
でも、今日、この指導に違った見方ができることに気付いた。
子どもの中にはしーんと静まり返った中だと発表するのに抵抗がある子もいる。
もちろん静かに聞いてほしい子がいる子はもちろん多数。
だから静かな中で発表するのに抵抗ある子が発表するときは静かにならない方が発表しやすいときがある。
だから誰の発表でも静かに聞がなければならないというのは、思い込みである可能性が高い。
しかし、じゃあ、その子の発表を聞かずに他のことお喋りしてていいかというとこれは違う。人は聞いてもらってると実感できるときに満たされる。だからその塩梅はすごく難しい。
何が言いたいかというと、いつも静かに聞かないといけないことは花丸ではないということ。
少し注目が集まらなかった方が安心する子がいるということ。
それを分かっている上でどう指導するか。
ここが大切である。
個別最適化。
どの子も一律ではない。
それを子ども同士で理解できる関係づくりができると、安心安全な環境が整うのかなあとも思う。
今日は、
〇〇さんが発表してるんだけど、なんで言ってるか聞こえない。聞いてる?
と指導したら、
ある子が鼻歌を迷惑でない音量で歌い出したことからこんな素晴らしい気づきを得られた。